2003年10月16日(木)
1994年時点での2001年不動産マーケット予測
事務所の掃除をしたら古い雑誌が出てきました。「日経リアルエステート東京・1994年10月号」でその特集は「2001年の不動産市場」。1994年時点から見た2001年の不動産マーケットの予測記事です。なかなか興味深い予想内容です。
既にオフィス賃料は下落の時期で、更に下落を続けるという予想は概ね当たりですが、それ以外の予測はバラバラです。識者たちの未来予測が読めます。
この94年といえばマンションブームが始まった年ともいえますが「マンションブームは来ない。戸建住宅が好調になり、購入者は40、50歳代が中心になる。」「2000年の段階でテナントが思うようにオフィスを確保できないスペース不足の時代が再来する。」といった予測もあります。
日本債権信用銀行の地価予測グラフ。6大都市住宅地では94年が底値で地価上昇し、都区部商業地でも96年が底値で地価上昇するはずになっていました。こんな予想していたから破綻したのでしょうか。
地価動向を的確に予測している方もいます。井上明義氏「最悪、いいまの価格の半値程度まで下がる可能性もある。」。長谷川徳之輔氏「必然的に地価はまだ下がるということになる。」
予測は難しいことです。未来は分らないものです。この記事の中には「証券化」「IT」「インターネット」といった文字は全くありませんし、「不良債権処理」の文字もほんのわずかです。時代は変ります。


