2004年12月2日(木)
ババを引くまで吊り上がる
西武信用金庫所有の渋谷目抜き通りのビルは、バブル崩壊後に60億円まで評価額を切り下げましたが、120億円で買い手がつきました。最初の売買が破談になっても、すぐに野村不動産系列のREITが手をあげてその金額で買います。
「路線価の2倍で買うのは安い。3倍が当たり前という今の渋谷や原宿の状況は異常だ。何しろ我々(信用金庫)の担保評価は路線価の7割でやっているのだから」とは売り主の信用金庫理事長の言葉です。
賃貸オフィスの価格は収益からの配当還元が基準になります。そしてこのキャップレート(還元利回り)5%台が当たり前だった都心のオフィスビルも今では3%台の物件も出てきているようです。キャップレートが6%から3%へと半分に下がるということは、物件価格からみれば2倍に値上がりすることです。不動産ファンドがビルを奪い合っています。
(日経ビジネス 2004.11.29.)


